キャットフードで毛並みが悪くなったときの対応法
キャットフードを変えた時に、前より毛並みが悪くなることがあります。キャットフードを変えて毛並みが悪くなる時は、何が原因で、どう対処すればよいでしょうか。
今回は、キャットフードで毛並みが悪くなった時の対処方法についてご紹介いたします。
キャットフードで毛並みが悪くなる原因
タンパク質不足
猫の毛並みがキャットフードを変えたことで悪くなる場合は、タンパク質が不足していることが原因として考えられます。タンパク質は猫の重要な栄養素で、摂取したタンパク質の30%くらいを皮膚や被毛のために使っているといわれています。このため、タンパク質が不足すると、皮膚や被毛が荒れてバサバサになってしまします。
総合栄養食であれば、猫の体に必要なタンパク質は十分に含んでいるはずですが、変える前のキャットフードに比べるとタンパク質が少ない場合は、相対的にタンパク質不足の状態になってしまうと考えられます。
アレルギー
新しく与えはじめたキャットフードに、その猫にとってのアレルゲン(アレルギーの元となる物質)が含まれており、アレルギーの症状が被毛に現れたことが、毛並みが悪くなった原因の場合があります。アレルゲンにはさまざまな種類があり、肉類(チキン、ビーフなど)、穀類(トウモロコシ、小麦など)、魚類(マグロ、サーモンなど)、添加物(保存料、酸化防止剤など)などが考えられます。何がアレルゲンなのかは猫の個体によって異なります。毛並みが悪くなるだけでなく、かゆがって頻繁に皮膚を掻いたり、皮膚が赤くなってかぶれていたりする場合はフードアレルギーを疑いましょう。
キャットフードで毛並みが悪くなったら
キャットフードを変えて毛並みが悪くなったと思ったら、とりあえず以前のフードに戻しましょう。それで毛並みが元に戻ったら、新しいキャットフードが毛並みが悪くなった原因です。どうしてもそのキャットフードに変える必要があるのでなければ、別のキャットフードを検討しましょう。その際、毛並みが悪くなったキャットフードのタンパク質の含有量や、どんな原材料を使っていたのかをチェックしておきましょう。次のキャットフードを選ぶ時の参考になります。
特にアレルギーが疑われる場合は、前のキャットフードには使われていなくて、毛並みが悪くなったキャットフードに使われている原材料がアレルゲンの可能性があります。しっかりとチェックしておくと今後のフード選びに役に立つでしょう。
まとめ
今回は、キャットフードで毛並みが悪くなった時の対処方法についてご紹介しました。キャットフードで毛並みが悪くなる原因は、タンパク質不足とアレルギーが考えられます。キャットフードを変えて毛並みが悪くなったと感じたら、元のキャットフードに戻しましょう。その際、毛並みが悪くなったキャットフードのタンパク質の量と使用されている原材料をチェックしておきましょう。今後のキャットフード選びの参考になります。