うんちが固くてトイレが辛そう・猫が便秘になったときのキャットフードの与え方について
神経質な猫の中には、うんちが 柔らかくなったり固くなったりを繰り返す子がいます。あまりひどい時には獣医師に相談する必要がありますが、便秘になったときはフードで対策できないものでしょうか。
今回は、猫が便秘になったときのキャットフードの与え方についてご紹介いたします。
猫が便秘かどうかの判断方法
猫が便秘になる原因はさまざま です。ストレスの場合もあれば、消化器系の不調の場合もあります。神経質な子の場合は、来客があっただけでも便秘になることがあります。
便秘かどうかの判断ですが、丸2日間うんちがでなかったら便秘だと考えましょう。また、トイレ掃除の際に普段よりカチカチに固いうんちが続いている場合も便秘だと判断したほうが良いです。
普段便秘などしない子が便秘をした場合は、消化器系の不調の恐れもありますので、獣医師に診てもらいましょう。
猫が便秘になったときのキャットフードの与え方
それでは、猫が便秘になったときのキャットフードでの対策はどのようにすればよいでしょうか。
便秘の解消に重要なのは、たくさんの水分と食物繊維です。水分はうんちをやわらかくする効果が期待できますし、食物繊維を摂ると腸の動きが活発になり、排便しやすくなります。
まず水分ですが、便秘の間はなるべくウェットフードを与えるようにしましょう。ウェットフードは約80~90%が水分なので 、無理なく水分をたくさん摂ることができます。
ドライフードの場合は必ず水を飲まないといけませんが、中には水を飲むのが上手でない猫もるので 、そうした場合もウェットフードは効果的です。
ひとつ注意が必要なのは、ドライフードのかわりにウェットフードを与える場合は、総合栄養食のウェットフードを選ぶことです。
総合栄養食とは、それだけを食べ続けても猫が必要な栄養分をすべて補給できるものです。ウェットフードはおやつ的な位置づけのものが多く、一般食や間食といった、それだけでは必要な栄養素をすべてまかなえない ものもあります。
また、ほとんどが水分のためカロリーが低いものが多いので、与える量についても注意が必要です。カロリー計算をして、猫が必要とする1日のカロリー量を満たす量を与えるようにしましょう。
次に食物繊維ですが、パッケージに食物繊維を多く含有していると記載があるものを選ぶとよいでしょう。毛玉対応と書かれているものも、食物繊維を多く含んでいますので便秘対策に効果が期待できます。
まとめ
今回は、猫が便秘になったときのキャットフードの与え方についてご紹介しました。普段便秘をしたことが無い子が便秘になったときは、まずは獣医師に相談しましょう。よく便秘をする子の場合は、ウェットフードを与えるのが効果的です。また、食物繊維を多く含んだドライフードも便秘解消効果が期待できます。