ドライフードの天敵は酸化!フードが酸化しているかどうかの見分け方
ドライフードは乾燥しているため、開封しても長持ちしそうなイメージを持っている方も多いでしょう。たしかに腐敗はしにくいですが、空気に触れるとフードに含まれる脂肪分の酸化が始まり、品質が劣化しはじめます。
酸化が進むと匂いや味が悪くなり、体にも良くありません。酸化による品質の劣化は、日がたったサラダ油を想像すると理解しやすいでしょう。風味も味も悪くなり、酸化したサラダ油で揚げ物をしたらお腹を壊してしまいます。これと同じです。
今回は、キャットフードが酸化しているかどうかの見分け方についてご紹介いたします。
色で判断する
酸化が進むと、ドライフードは変色します。一般的には色が薄く変化し、白っぽくなります。比較しないと気が付きにくいですが、見た目の色があきらかに薄くなっている場合は、かなり酸化が進んでいますので、与えないようにしましょう。
匂いで判断する
油分が酸化して劣化すると、独特の嫌な匂いを発します。サラダ油が傷んだ時の匂いに似ています。ドライフード本来の匂いは肉や魚の素材臭が強く、人が嗅いでも嫌な匂いではありません。匂いを確認して、油が傷んだ時のような臭みがある場合は酸化が進んでいます。
手触りで判断する
ドライフードの本来の手触りはさらっとしていて、やや粉っぽい感触です。全体的に湿り気を感じることはありません。しかし酸化が進むと、フード内の油分がにじみ出てきて、ベタベタとした感触になります。また、空気中の水分を含んで湿気ってしまうので、柔らかい手触りになります。触ってみてベタつくようなら、かなり酸化が進んでいます。
まとめ
ドライフードは、開封した時から酸化が始まります。適切に保管していたとしても、一ヶ月以内には使い切るようにしましょう。酸化しているかどうかの見分け方には、色で判断する方法、匂いで判断する方法、手触りで判断する方法があります。酸化しているかどうか心配な時は、これらの方法を組み合わせて判断しましょう。