猫にとってもおやつは大切?キャットフード以外におやつをあげても大丈夫?
キャットフードのコーナーに行ってみると、普通のドライフード以外にも様々な猫用のおやつが売られています。こうしたおやつは、どのように活用すればよいのでしょうか。また、人が食べている食事をねだられることもありますが、おやつとして食べさせても大丈夫でしょうか。
今回は、キャットフード以外におやつをあげても大丈夫かどうかについてご紹介します。
キャットフード以外におやつをあげてもよいのか
猫は、総合栄養食に分類されるドライフードやウェットフードを食べていれば、基本的には他の食事を摂る必要はありません。総合栄養食は、それだけを食べていても猫が必要とする栄養素をすべて補給できるように栄養設計されているからです。キャットフードのすべてが総合栄養食というわけではなく、間食などのおやつもありますので、まずはパッケージに「総合栄養食」と明記されているキャットフードの中から、主食として与えるフードを決めましょう。
それを前提にして考えると、キャットフードのおやつも、猫のフードライフを豊かにしてくるアイテムとして大いに活用できます。キャットフードのおやつには色々な種類があり、かつおぶしなどフードの上にふりかけて味や香りを変えるものや、 ムースタイプで香りや味が良く、非常に食いつきが良いもの、ドライフードの中に煮干しを混ぜて猫の食欲をそそるように工夫されているものなど、実に豊富です。こうした猫用のおやつは、塩分は控えめでカルシウムやマグネシウムも必要量に抑えられているなど、猫の健康を考慮されていますので、安心して与えることができます。
一方で、人が食べるものを欲しがる猫もたくさんいます。猫の食べ物に関する趣向は幅広く、ポテトチップスを好む猫や、プリンやシュークリームのカスタードクリームが大好きな猫、さしみに目がない猫、鳥のささみが大好きな猫など、実に様々です。
純粋に猫の体のことだけを考えると、こうした人用の食物は与えない方が無難です。
特に猫の体に悪い成分が含まれているチョコレート、たまねぎ、長ねぎ、ニラ、アボガド、キシリトールを含むもの、ぶどう、アワビなどの貝類、イカ、エビ、タコ、青魚は絶対に与えないように注意しましょう。塩辛いものも人と同じく、猫の体にはよくありません。
上記以外で塩分が少ないものは、少量であればおやつとして与える選択もありますが、猫の体に悪影響がないか獣医師に相談してからのほうが無難でしょう。おやつですので、食べなければダメなものでは無いのですが、猫が喜ぶとなると与えたくなるのが飼い主というものです。安全性を確認しながら、与えるかどうか検討してみてもよいでしょう。
まとめ
今回は、キャットフード以外におやつを与える場合の注意点をご紹介しました。人用の食物の中には、猫の体に重大な悪影響を及ぼすものもありますので、それらを絶対に与えないように注意しましょう。それ以外のものについては、獣医師に相談の上安全性を確認しながら検討してみるとよいでしょう。また、人用の食物でなく、猫用のおやつもたくさん販売されていますので、そちらを検討するという方法もあります。