ドライキャットフードの保存に適した容器について
通常、猫に主食として与えるのはドライキャットフードを選択している方が多いでしょう。一食分に小分けされているタイプならよいのですが、そうでない場合は開封後に上手に保存しなければなりません。
今回は、ドライキャットフードの保存に適した容器についてご紹介いたします。
ドライキャットフードは上手に保存する必要がある
ドライキャットフードは水分含有率が10%程度のため、基本的に日持ちしやすいフードです。しかし、封を切って外気にあたるようになると、急速に酸化が進みます。ドライフードにおける酸化とは、フードに含まれる油分が化学反応を起こして劣化することです。酸化が進むと、フードの風味が落ちたり、苦味や酸味が出て味が落ちたりします。人の食材に例えると、悪くなった油で調理すると味や風味が悪くなるのと同じです。
ドライキャットフードも酸化が進むと猫が食べなくなります。また、酸化が進んだ食材は体にも良くありません。
このため、酸化が進むのを極力防止するために、封を切ったドライキャットフードは、上手に保存する必要があるのです。酸化は空気に触れなければ進みが遅くなるので、いかに外気に触れないようにするかがポイントになります。
ドライキャットフードの保存に適した容器とは
フリーザーバッグ
口を密封できるタイプのビニール袋で、安価に購入することができるので手軽です。ドライキャットフードの封を切ったら、フリーザーバッグに小分けして空気を絞り出してから密封しておくと、外気を遮断して酸化を遅らせることができます。
真空パック器
市販されている家庭用の真空パック器を利用して、ドライキャットフードを密封します。真空パック器は1万5千円くらいから販売されています。1台買っておくと、人の食材の保存にも使えるので便利です。フリーザーバッグより更に酸化を防ぐ効果が期待できます。
フードストッカー
人の食材用のフードストッカーを利用してドライキャットフードを保存します。フードストッカーに脱酸素剤を入れ、その上にキャットフードを入れてからビニール袋を被せ、乾燥剤を乗せます。脱酸素剤を利用することで、効果的に酸化を防ぐことができます。
小分けする手間ははぶけますが、フードを出す度に開けることになるので、他の方法より酸化が進みやすいのが難点です。
まとめ
今回は、ドライキャットフードの保存に適した容器についてご紹介しました。ドライキャットフードは封を切ったら酸化が進み始めますので、外気に触れないように密封して保存するのが望ましいです。手軽な方法はフリーザーバッグを利用することです。また、真空パック器を使うとより効果的に保存することができます。小分けする手間を省きたいならフードストッカーに脱酸素剤を入れる方法もおすすめです。