Catfood Selection

4Dミート・添加物・穀類などのキャットフードに潜む危険性を解説!
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ドライキャットフードの基本・特徴やメリット、選び方について

市販のキャットフードには、実に様々な種類があります。どれを選べば良いのか、本当に迷います。そんな中でも、一般的にはドライフードを選択されている方が多いのではないかと思います。今回は、ドライフードの特徴やメリット・デメリット、及びその選び方についてご紹介いたします。

ドライキャットフードの特徴

ドライキャットフードは、猫がそれを食べる時の音から通称「カリカリ」と呼ばれ、親しまれているフードです。一般的にキャットフードと言うとドライフードを指すぐらい、メジャーなフードでもあります。それでは、ドライキャットフードの特徴をあげてみましょう。

総合栄養食である

ドライキャットフードは、それだけを食べさせ続けても大丈夫なように、猫が必要とする栄養素をすべて兼ね備えた総合栄養食です。人間のように、複数の食事を組み合わせてとる必要はありません。ドライキャットフードの中には、様々な原材料が使用されており、原材料だけで補えない栄養素については、サプリメントを使って補っています。

様々な用途の種類がある

一般の成猫用をはじめ、子猫用(カロリーが高め)や肥満猫用(カロリーが低め)、毛玉対策用やシニア猫用など、猫の状態に応じてきめ細やかに調整されたフードが用意されています。
また、腎臓病対策や糖尿病対策など、病気療養用として調整されたフードもあります。

安価で経済的

ドライキャットフードは安価なものから高価なものまで様々ですので一概には言えませんが、ウェットキャットフードに比べると、カロリーあたりの単価が安くて済みます。

開封後の保存がきく

ウェットキャットフードは一度封を開けたらその日のうちにすべて食べ切らなければいけませんが、ドライキャットフードは小分けにして密閉できる容器に入れておけば、長期間保存ができます。

大容量の製品がある

特に多頭飼いの場合に助かるのが、ドライキャットフードの大容量パッケージです。ウェットフードは食べ切りサイズですが、ドライキャットフードはそうではないため、4kgなど大容量のパッケージでまとめ買いすることができます。

ドライキャットフードのメリット・デメリット

続いて、ドライキャットフードのメリットとデメリットをご紹介します。

メリット

手軽に与えやすい

ドライキャットフードは痛みにくいため、猫の食事皿に適量をついでおけば、食べ残したとしてもすぐに片付ける必要がなく、キャットウェットフードに比べるとかなり手軽に与えることができます。また、総合栄養食ですので、ドライキャットフードだけを与えていれば栄養バランスの心配をする必要が無い点でも手軽です。

歯石がつきにくい

ドライキャットフードは歯垢がつきにくく、虫歯や歯周病になりにくいというメリットがあります。歯石がつきにくいため、口臭を軽減することもできます。

価格が安い

総じて安価なため、経済負担が軽くて済みます。特に多頭飼いの場合は重要なメリットです。

与える量のコントロールがしやすい

肥満気味やお腹がゆるい場合には、普段に比べて少なめにしたり、子猫の場合は成長に応じて 段階的に量を増やしたり、といったコントロールがしやすいです。

デメリット

必ず水分補給をしなければならない

ドライキャットフードには水分がほとんど含まれていないので、食後には水を飲む必要があります。通常は、ドライキャットフードを食べた猫は喉が乾くので、自分で水を飲みますが、稀に水を飲まない場合があります。食べる量に対して水分補給量が少ない場合は、便秘になりやすくなったり、腎臓に負担をかけたりするため、水を飲ませる工夫をする必要があります。

食べ散らかしやすい

猫の個体差もありますが、フード皿周辺がドライキャットフードの食べかすで散らかることがあります。フード皿の近くに水を置いておくと、その中に食べかすが入ってしまうこともあります。これで水が痛む場合があるので、夏場は特に注意が必要です。

飽きられやすい

同じドライキャットフードばかりを与え続けていると、飽きて食べなくなることがあります。その場合は、別の種類のドライキャットフードに変えるか、猫用のかつおぶしをトッピングするなどして味にバリエーションをつけてあげるとよいでしょう。

ドライキャットフードの選び方

ドライキャットフードには非常に多くの製品があります。その中から、何を基準に選べばよいのかについてご紹介いたします。

まず、猫が必要とする栄養素は、脂肪25%、タンパク質40%、炭水化物35%といわれています。人間の場合、脂肪25%、タンパク質17%、炭水化物58%ですので、タンパク質の割合が人間より多くなっています。これは、猫がもともと肉食動物であることに由来しています。従って、フードを選ぶ時もタンパク質がどの程度入っているかを確認しましょう。

次に、猫のライフステージや状態を考えます。子猫なのか、成猫なのか、シニアなのかで必要とする栄養素やカロリーが変わってきます。また、肥満であるか、毛玉をよく吐くか、腎臓や肝臓に悪いところはないかなどの健康状態も考慮します。特に肥満については、人間もそうですが万病の元ですので、肥満対策となるフードを選ぶようにしましょう。
また、アレルギー体質の猫もいますので、その場合はアレルゲンを含まないフードを選びましょう。例えば穀物アレルギーの猫の場合は、グルテンフリー(麦類のアレルギー対策フード)や、グレインフリー(穀物のアレルギー対策フード)を検討してみましょう。猫がどのアレルギーを持っているかは、獣医師に相談すれば検査を行えます。

さらに品質にこだわる場合は、タンパク質の原材料に何が使われているか確認してみましょう。ペットフード安全法により、原材料の記載が義務付けられているので、フードには必ず記載されています。
一般的なフードにはチキンミールや肉副産物が使われています。これらはペットフード安全法により厳しく管理されている安全な原材料ですが、具体的に何が使用されているかは明記されていません。
より安心なフードを選びたい、という場合は、何の肉か明記されているものを選びましょう。

また、化学的に合成した原材料・着色料を使用していないものには「ナチュラル」「ネイチャー」と記載されています。添加物については、仮に一生食べ続けても良いように使用量が定められているので、健康を維持する上で「ナチュラル」「ネイチャー」なものがそうでないものより優位というわけではありませんが、素材にこだわりたい時の参考指標になるでしょう。

まとめ

今回は、ドライキャットフードについて、特徴やメリット・デメリット、及びその選び方についてご紹介しました。ドライフードは総合栄養食であり、少量で十分な栄養を補給することができます。ただし水分補給も併せて必要となるため注意が必要です。ドライフードを選ぶ時は、タンパク質が十分含まれているか、猫のライフステージや状態に合っているかを基準にしましょう。素材にこだわる場合は、原材料の表記を確認して納得できるかどうかを検討してください。